ECサイトの運営にお困りではありませんか?
「競合調査をしたいけれど、何から手をつけたら良いかわからない。」「競合調査をより効率的に行う方法を知りたい。」という声を最近よく耳にします。
競合調査を行う際には、重要なポイントになるのは
①顧客ニーズを知る
②商品品質を知る
③ECサイトの情報を把握する
の3点です。
この記事では上記3つのポイントに関する情報を、どのように集めれば良いかを語っていきます。
難しそう、と思うかもしれませんが経験がない方でもポイントを掴めば簡単に調査ができてしまいます。競合調査のポイントを1つずつ理解していきましょう。
◆競合調査を行う目的
競合調査のポイントをお話しする前に、競合調査の目的を確認しておきましょう。競合調査は、他社の商品やサービスの強みや弱みを把握するのに有効です。
他社のデータを収集し、自社のデータと比較することで自社の強みや弱みを把握し、今後改善すべき課題などを洗い出すことができます。また、競合他社の商品やサービスの立ち位置の確認により、自社が狙うべきターゲットや価格設定などを絞ることが可能となります。
競合より優位なポジションを得るためには、競合調査を行ってしっかり準備を行うことが不可欠です。
◆ネットショップ・ECサイトの競合を調査・分析する際のポイント
①顧客のニーズを知る
:ECサイトの調査・分析を行う際には、顧客のニーズを把握することが重要になってきます。顧客のニーズとは「お客様が何を必要としているかということ」で、扱っている商品の強みや弱みをもとにして販売戦略を立てることが可能となります。
この顧客ニーズを知るために最も有効な手段が、これから紹介する「レビュー調査」です。
レビュー調査とは、文字通り他社ECサイトのレビューから、
●お客様がどんな目的でECサイトを利用しているか
●お客様が購入した商品に対して満足しているのか、不満を抱いているのか
●お客様の特徴(性別、年齢など)
レビューの例①
レビューの例②
上記のような例から、どんなお客様がどんな商品を必要としているか、の情報を得ることができます。
②競合の商品品質を知る
:ECサイトだけでなく、商売を行っていく際には徹底して顧客目線に立つことが不可欠です。顧客目線を手に入れるために、「購入調査」は実際に顧客の立場に立つことができる有効な手段です。
商品を購入してみることによって、
●実際の商品の品質
●商品購入までの導線の使いやすさ
●商品を購入した後のフォロー(購入確認のメールや不良品のお問合せ対応など)
の情報を得ることができます。
例えば、実際に購入してみて
●商品の品質が期待以上だった
●商品と一緒に次回使用できるクーポンが同梱されていた
●出荷を報告するメールなどが届き、不良品に対する対応がわかりやすかった。
ということがあれば、いずれも競合にとっての強みであり、自社にも真似ができるような情報です。
こういった情報は実際に購入しなければ知り得ない情報であり、最も顧客目線に近づくことができる「生の情報」となります。
高い評価を得ている競合の秘訣を知りたい時などは、実際に購入してみることをおすすめします。
③ECサイトの情報を把握する
:ECサイトには多くの情報が存在するため、重要でない情報に目を向けてしまい、必要な情報を逃してしまいがちです。
そこで競合サイトを調査する前に、着目すべき点を整理する必要があります。
競合サイトを調査する際には
●商品
●サービス
●変化
に着目して調べるのがおすすめです。
1.価格
2.サイズ、カラーバリエーション
3.素材、生産地
といった情報を集めます。
サービスについては
1.ポイント、特典
2.保証
3.配送料金、配送スピード
について情報を集めます。
最後に、変化については
1.商品ラインナップの変化
2.時期に合わせたキャンペーン企画
3.サイトのデザイン・構成の変更
に注目して情報を集めていきます。
継続して調査を行うことで、市場のトレンドを把握することができたり、自社サイトの改善点も見えてくるため、競合サイトの調査も長期的に行っていくことをお勧めします。
◆ECサイトの競合を調査する際に役立つツール5選
ここまでECサイトの競合を調査する際の目的や方法を解説してきましたが、ここからは「ECサイトを調査する際に役立つツール」をご紹介していきます。
●Googleアナリティクス
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/
GoogleアナリティクスはGoogleが提供している無料のアクセス解析ツールです。
無料なのにも関わらず、豊富な機能による本格的な分析が可能であり、国内外で多くのユーザーがいるのが特徴です。
ただ、機能が豊富であるがゆえにデータ分析の初心者には少々ハードルが高いツールとなっております。
●similar web
SimilarWebはSimilarWeb社が開発・提供していて、URLを入力するだけでWebサイトの分析や業界分析を簡単に行うことができるツールです。
SimilarWebはGoogleアナリティクスでは調査することができない「not provided」を含むキーワード検索分析や300カテゴリーの中から業界分析、サイトランキングを表示する機能も提供されています。
基本的には無料で提供されていますが、有料版となると費用が高額になってしまうのが懸念点と言えそうです。
●SPEEDA
https://jp.ub-speeda.com/
SPEEDAはUzabase社が提供している経済情報プラットフォームです。200ヶ国・560業界の企業の業績・財務状況などが網羅的に可視化されており、短時間で密度の濃い情報収集ができることが魅力となっております。
しかし豊富な情報量・機能がゆえに、少々費用が嵩むと感じている企業様もいるようです。
●Googleアラート
https://www.google.co.jp/alerts
GoogleアラートはGoogleが無料で提供している情報収集ツールです。特定のキーワードを登録しておくだけで、ネット上にそのキーワードを含む情報が流れた際に自動的にメールアドレスに通知してくれるため、気になる情報にすぐにキャッチアップすることができます。
ただし、キーワード設定を明確にしておかないと、自分に必要のない情報まで送られてきてしまう、またそういった状況が避けられないキーワードもあるといったところに注意が必要です。
●DaTalk
https://www.datalk.jp/
DaTalkは株式会社カリバーが開発・提供しているデータ分析ツールです。AIとビッグデータを活用して市場の分析や商品ごとの販売データの分析まで行うことが可能です。
また、未経験者にはハードルが高いデータ分析をツールだけではなく、人的なサポートも合わせて行うことで解析したデータを具体的な施策に落とし込むことが可能となっています。
現在はSNSやECサイトの解析が主となっているので、Webの情報を網羅的に収集したい方などには少々物足りないかもしれません。
◆競合分析するならDaTalk
DaTalkはビッグデータとAIを活用して、市場全体の規模や検索キーワードのトレンドといったマクロな情報から、特定の商材ごとの販売データや口コミ分析といった情報まで網羅的に提供しています。
自社のECの売上を拡大したい、売れている商品の特徴を分析したい、新しいビジネスに踏み出したいという企業様、下記お問い合わせより無料で資料をダウンロードしていただけます。
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